陜西歴史博物館
陝西歴史博物館は中国の古都西安市雁塔区の小寨東路と翠華路の交差点の西北側に位置する。大雁塔の北から1km離れる陝西歴史博物館は、1991年6月に開館した中国2番目の規模を誇る国家級大型総合博物館。所蔵されている文物の豊富さで陝西省の歴史文化と古代の中国文明を展示する舞台となった。
博物館の敷地面積は65000㎡、建築面積は55600㎡、展示庁面積は11000㎡。中に上古時期の人類が使っていた簡易石器から1840年前までの様々な器物およそ37万点の文物が所蔵されている。陝西省博物館は咸陽市博物館にあった文化財の大半を集めて陝西歴史博物館として移され、桁違いのコレクションを誇る。
展示室は時代別に分けられており、第1展示室は先史時代と周․秦代、第2展示室は漢代と魏晋南北朝時代、第3展示室は隋․唐と宋․元․明․清代の文化財が展示している。特に、唐の遺物は他の博物館では見られない珍しく貴重なものである。また地下にある各地の陵墓から発見された唐代の巨大な壁画も見ごたえ!特に有名なのは永泰公主墓や章懐太子墓などから発見されたもの。色鮮やかに描かれ、当時の生活が偲ばれる。
西安は昔から古都として知れる。周から、秦、漢、唐にかけて13個もの封建王朝が西安を都にした。陝西歴史博物館に所蔵されている文物を大きく分けると以下の8種類がある。
一、青銅器
3900点以上が登録済み。商周から秦漢までの物があり、種類としては礼器、楽器、兵器、車馬器、生活用品、生産工具など。そのうち典型的な品は、商周の青銅器など。
二、唐代墓葬壁画
面積が1000㎡を超える400幅以上。1952年から1989年にかけて陝西省の関中地区にある25基の唐代の墓から採取したもので、唐代社会を反映する重要な資料となる。
三、歴代の陶俑
登録済みのものが2000点以上。秦、漢、北朝、隋、唐、宋、元、明、清の時代の物がある。
四、歴代陶磁器
登録済みのものが5000点以上。史前の仰韶文化の彩陶、西周の原始青磁、漢代の釉陶、唐三彩、古玻璃、瑠璃、唐秘色磁、宋耀窑青磁など。
五、歴代建材
登録済みのものが1000点以上。周、秦、漢から唐、宋、明、清のものまで。陶製の瓦、瓦当、レンガ、金属などの建築資材。
六、漢唐銅鏡
登録済みのもの800点以上。種類は豊富で、デザインも美しい。縁起の良い言葉が彫り込まれたものもある。
七、金銀玉器
登録済みのもの2000点以上。西周の玉製の礼器、春秋秦公大墓から出土した金のキツツキ、西漢皇后玉婆など。
八、歴代の貨幣
登録済みのもの10000点以上。西周の貝幣、戦国の刀幣、秦の半両、西漢の金など種類が豊富。