平遥古城 中国に現存する最も完璧な明清時代の古城

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平遥古城

                  
 平遥古城は山西省北部に位置する2700年の歴史を持つ文化名城で、四川省の阆中古城、雲南省の麗江古城、安徽省の歙县古城と共に「最も完全に保存される四大古城」と称えられる。1997年12月2日に、世界遺産リストに登録され、それは古城全体で世界文化遺産への申告に成功した中国唯一の古都。世界遺産委員会は「平遥古城は、中国に現存する最も完璧な古城で、中国の歴史の中で、優れた文化、社会、経済及び宗教の発展の姿を示している」と評価した。現在の平遥古城の主要建築物とその枠組みは600年余り前のもので、城壁や町、民家、店舗、お寺などがよく保存されており、数千年の漢民族の伝統的な文化思想を体現し、明や清(1359年から1911年)の時代の建築物を集めた歴史博物館と言える。

 平遥古城の城壁は2800年前に建てられた。当時は粗末な土壁であったが、1370年にレンガで建て直された。城壁は全長6163m、高さ12m。城壁は平遥を2つの世界に分けている。城壁の中は古城で、町の風貌や建築物の構造など、昔と変わりなく残されているが、一歩城門を出ると、現代化された平遥県に入る。城門は東西が2つずつ、南北が1つずつ、全部で6つの門があり、いずれも外に突き出て、「亀」の形をしているため、「亀城」とも呼ばれる。南北の2つの城門は、亀の頭と尻尾で、東西の4つの城門は4本の足、おまけに南門の外にある2つの井戸が、亀の目に当たる。

 平遥古城は、中国の近代金融史上における特殊な地位を持っている。平遥古城は清朝の時が繁栄しており、山西省出身の商人が「晋商」と呼ばれる。平遥は清朝までは貧乏なところであったが、交通がとても便利のため、商売を営む人が多く、全国的有名な商人も出ていた。銀行に相当する「票号」を創設したのは「晋商」の最も大きな貢献である。「日昇昌」の創立は為替手形で伝統的な現金支払い制度を改め、現在中国票号の博物館となっている。平遥古城の西大通りは100年余り前が金融街で、今も依然として店が立ち並んでおり、商売も相変わらず盛んにである。

  

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