南宋官窯博物館
宋代五大名窯の一つ南宋官窯の遺跡
英語名:Official Kiln Museum of the Nan Song Dynasty
南宋官窯博物館は浙江省
杭州市玉皇山の南麓にあり、中国の最初の遺跡を基盤として作られた陶磁器専門博物館。館内の建築物は末代の建築物を原型としたもので、敷地面積は約15000㎡、建築面積は約4300㎡。博物館は展示ホールと遺跡の二つの部分からなっている。展示ホールは三つの展示庁に分かれる。第1展示庁には杭州で出土した歴代の陶磁器が展示される。第2展示庁には中国古代の陶磁器の歴史と南宋官窯創設の社会的、政治的、経済的基礎およびその発展過程が展示される。第3展示室は中国の陶磁器模造技術研究および近代技術で模造した宋代五大名窯の官窯、可窯、汝窯、定窯、釣窯などの陶器の逸品が展示される。南宋の官窯は中国の五大官窯のトップに立ち、現存の遺跡内には1700㎡の作業場遺跡保護ホールと竜窯遺跡保護廊があり、中国南部における最大の古代遺力に保護のための建築物で、南宋官窯の生産場面をありのままに展示している。館内には復元された伝統的生産設備があり、観光客も自ら磁器製作の楽しみを実感することができる。

杭州は、その昔、臨安といい、南宋の首都であった。当時宮廷を中心に、青磁がとても盛んな時代。
杭州にある皇帝や宮廷のために磁器を作る国営の陶磁器製作所であった「官窯」の跡地に、「南宋官窯博物館」が建てられた。
北宋時代の宮中御用品を焼く官窯(北宋官窯)の機構は南宋にも受け継がれ、杭州市南郊外の烏亀山麓に郊壇官窯(郊壇=皇帝が神に祈りをささげる拝壇が烏亀山頂にあった。)と呼ばれる南宋官窯が設けられた。二基発見された龍窯址と作坊は、発掘調査の後一基に屋根をかけ、出土した貴重な資料とともに南宋官窯博物館として保存・公開されている。
格調高い気品のある造型・釉色、「二重貫入」と言われる、大きな黒い貫入網の目の間に白い小さな貫入の入った珍品と、窯場の状景が描かれた大きな屏風画も見事に当時の繁栄を伝えている。
南宋官窯の青瓷の特色は、鉄分を多く含んだ黒褐色の胎土で、焼き上がりは口縁の釉の薄い部分は胎土が透けて黒ずんでいるように見え、高台畳付の胎土が露出した部分も灰黒色で「紫口鉄足」という。胎は薄く、口先は淡青色の青瓷釉が薄く、胴から腰にかけて2~3層と驚くほど厚いもの。古玉と思わせる見事な青瓷。釉面に大小の貫入が現れたものが多いもの。


アドレス:杭州市上城区南復路施家山42号
営業時間:8:30-16:30 月曜日は休館(法定休日は別)