福建土楼 世界遺産 独特の版築建築物

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福建土楼

世界遺産登録日年:2008年
遺産種別:文化遺産
遺産所在地:福建省 
 
 福建土楼の数は、闽南(福建省南部)土楼と一部の客家(はっかと読み、漢族の分枝)土楼を含め、総計約3千余り。12世紀から20世紀にかけて建てられたものがほとんど。土楼は普通、外部からは立ち入り禁止で、長方形または円形をしており、厚い土壁(180センチ以上)と木の骨格から成り、3階か5階建てで、80人以上の大家族が中で暮らしている。 この土でできた建物には通常1つの入口しかなく、その入口も、鉄板で頑丈に補強された厚さ10~13センチの板戸で守られている。
 
 福建の土楼は世界に唯一の大規模の民家形式で、中国の伝統的民家の宝と称された。2008年世界遺産に登録されたのは、初渓土楼群、田螺坑土楼群、河坑土楼群、高北土楼群、南靖土楼、華安県の大地土楼群、洪坑土楼群、衍香楼、怀远 楼、振福楼、裕昌楼、和贵楼など46もある。主に福建西部と南部の高い山と険しい峰の中に分布し、その独特な建築の風格と悠久の歴史の文化で世界に知られている。よく見られる円形の土楼のほか、四角形の土楼、椅子の形をする土楼もある。 
【永定土楼】
永定土楼は福建省西南部にある客家独自の集合住宅土楼群。3世紀、異民族の侵入に追われ南下し続けた客家の人々が、安住のために築き上げた城壁に囲まれる要塞のような建築物。

土楼群のうち、振成楼、承啓楼と遺経楼はその典型的なものである。
振成楼 永定県湖坑郷洪坑村にある振成楼は敷地面積が約5000㎡、中国伝統的な八卦を模して1912年に建てられた。1986年アメリカのロ   
    サンゼルスに開かれた世界建築模型展覧会に振成土楼は北京の天壇と共に中国南北の円形建築物の代表として世界各国の観客を  
    魅了した。内部には220部屋があり、今でも数百人が普通の生活を営んでいる。
承啓楼 永定県古竹郷高頭村にある承啓楼は、清康熙48年(1709年)建てられ、敷地面積は5376.17㎡。承啓楼には「圓楼の王様」と
    いう別名があり、1986年発行の、中国1元切手の図柄にもなっている。この承啓楼の切手が最も人気があったという。承啓楼(円
    楼)のすぐ隣にある世澤楼(方楼)、五雲楼(方楼)と、3軒並んで建っている。 
遺経楼 永定県高陂郷上洋村にある遺経楼は、清咸豊元年(1851年)建てられ、敷地面積10336㎡の方形土楼。楼内には280部屋があ
    り、整然としている建築構造なのである。

南靖土楼
南靖土楼は永定県よりも新しく、20世紀に入ってから作られたものが多い。南靖県の多くの土楼は永定県の土楼建築職人の指導によって造られたそうである。南靖土楼は田螺坑土楼群、裕昌楼、和貴楼、河坑土楼群から構成されている。

田螺坑土楼群
田螺坑土楼群は円形土楼3つ、楕円形土楼1つ、方形土楼空1つからなっている。空から見下すと、山間の景色の中に、美しい梅の花のように分布している。かつてアメリカ軍の衛星に発見され「中国の核ミサイル施設ではないか」と爆撃されそうになったという話もある。
裕昌楼
裕昌楼は直径36mの中型の円楼で、300年以上の歴史を持つ古い円楼(楼主は1308年に出来たと言うが、これは疑わしい)。老朽化して柱などが15度傾いており、この円楼の特徴は5階建てで円楼としては珍しいというところ。
和貴楼
和貴楼は南靖県梅林鎮璞山村にあり、南靖県城から53キロ。清代雍正十年(1732年)に建てられ、敷地面積は1547㎡、南靖県における最高の土楼。 和貴楼は5階建てで、高さ21.5m。各層に28部屋があり、合計140部屋。

 
グルメ:塩鶏、塩水鴨、臭豆腐、紅焼肉。客家料理の特徴は「塩辛い、肥えていること、柔らかく煮込むこと」。
 福建 田螺坑土楼 福建 裕昌楼
             福建 振成楼

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