蘇州博物館 呉の地の歴史文化の流れが概観できる

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蘇州博物館

蘇州博物館

 


 2006年10月6日に蘇州博物館の新館がオープンした。新館の設計者は、蘇州出身の世界的に有名な建築家貝律銘。
 
 ルーブル美術館のガラスのピラミッド、ボストン美術館東館、香港中国銀行ビル、日本では魅力ある美術館として名高いMIHO美術館など、世界で名だたる建築物の設計に携わってきた貝律銘85歳の、まさしく故郷に錦を飾る最後の大舞台となった。
 
 建物は入り口ホールから左右に西館、東館と分かれ、地上2階、地下1階からなる。蘇州庭園の要素を現代風にアレンジした建築も見物だが、展示品も1点1点細やかに配置され、ゆっくり楽しむことができる。
 
 西館は蘇州周辺で発掘或いは寄贈された古代収集品からなる。虎丘雲岩寺塔と瑞光寺塔(北寺塔)内から発見された五代から北宋年間の宝物が「呉塔国宝」の第1、第2室に展示。「呉地遺珍」には、新石器時代の良渚文化の玉器,陶器から、春秋時代の青銅器、六朝、五代期の陶磁器、元明時代の古墓副葬品などが展示され、呉の地の歴史文化の流れが概観できる。
 
 東館は現代作家のギャラリー。趙無極、祭国強、徐氷等海外でも著名なアーテイストの作品が並ぶ。
 地下1階には、特別企画展示室があり、館贓品を紹介するビデオシアターも常時上映されている。
 地上2階には、明清時代中国画壇で一世風靡した「呉門画派」の重鎮沈周、文徴明、唐虎、仇英ら4人の作品が展示されている。
 中国語、英語の音声ガイドもあり、明清時代、中国文化の中心だった蘇州の文化歴史の流れ、その特徴を概観、理解したい方にはぜひお勧めしたい。
 
●チケット   無料ですが、毎日3000人だけ観光できる。
●住所    東北街204号
●開館時間  9:00~17:00 (月曜日は休館)
●アクセス   公共バス遊1、遊2、遊5、529、309、202など「蘇州博物館(拙政園、獅子林)」下車。
 
 蘇州博物館の旧館にあたる太平天国忠王李秀成の忠王府も整備された。共通チケットで参観できるのでぜひこちらも。また新館を設計した貝律銘のかつてのお屋敷、獅子林(世界遺産登録庭園)も博物館の直ぐ南にあるから、足を伸ばしてみよう。
 
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