南屏晩鐘は西湖十景中の最も早いの景勝

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南屏晩鐘

 
 南屏晩鐘は西湖十景のうち、最も歴史の長い景勝。北宋の有名な画家張択端は「南屏晩鐘図」を描いた。その絵は明人「天水氷山録」に収録されている。
 
 西湖の南側に位置する南屏山は、高さ約100mであるが、山体が1000m余りに伸びている。山中に浄慈寺という寺院があり、最初は鐘楼が1棟しかなかった。明の洪武11年(西暦1378年)、古い鐘が小さすぎると思われたので、10トンの大鐘を作り直した。
 南屏山一帯は石灰岩でできた山がほとんどで、山肌に多くの穴が空いており、浄慈寺の鍾が鳴ると、鐘の音がまっすぐ山上に伝わり、岩石、洞穴などにさえぎられ、共振を起こしてしまう。当時、西湖の上空にも伝わり、まっすぐ対岸に至るので、「南屏晩鐘」と呼ばれるようになった。昔、毎晩僧侶が鐘を鳴らしていた。鐘の音は夕霧でかすむ山々に響き、人々を感動させたと言われる。その後、戦争で淨慈寺は破壊され、鐘音も消えてしまった。近年、大晦日の夜になると、人たちは改めて鐘を突き、新年を迎える。夕照山あたりで鐘の音を聞きながら夕日を眺めるのは最高。
 
 淨慈寺の裏門にある石板道の東側には如淨禅師の塔がある。如淨禅師は日本の曹洞宗派の創始者。今でも毎年日本の曹洞宗派の弟子が参拝に来る。日中友好活動においては大きな意義を持っている。西側の木が茂り、景色はすごくよい。
 
 淨慈寺の後ろの小道(幅50センチ)に沿って歩いていくと蓮花洞が目の前にある。蓮花洞の右には石仏洞、上には「少林」という崖に刻んだ文字が見える。ほかに法華台(雨花台とも呼ばれる)、居然亭、歓喜岩、幽居洞、家人卦などの見所も。

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