チベット観光での要注意事項
青蔵鉄道の開通にともなって、チベット観光もブームとなると見られている。さて、この神秘的でユニークな高原への旅立ちの前に、まずいつくかの要注意事項を頭に入れておかなければならない。
礼儀の面での要注意事項
1.チベット自治区の原野で、赤、黄、緑の布の標識がつけられた牛や羊を見かけても、追い払ったり、傷つけたりしないでください。これらの動物はチベットの人々が神にささげたお供え物です。 また、タカやワシはチベット人にとって神聖な鳥ですので、猟銃で撃つことは厳禁とされています。
2.許可なく、廟(ゴンパ)に入ることは慎んでください。廟内では、禁煙となります。廟内では、勝手に仏像、経典を撮影したり、触れたりしないでください。観光客たちは、帽子をかぶらないで仏殿に入ったほうが礼儀正しいと思われる。
一部の地方では、時計と逆回りの方向で観光することは避けてください。チベット仏教の習俗では、仏像を拝むことやお寺に詣でるときは、必ず右回りに歩くことになっているから。ところが、ホン教というチベットの原始的な宗教のしきたりでは、「転経」(経文を書いた筒状のものを回しながら寺院の回廊を回る)の際には、必ず左回りに歩かなければならない。
観光客たちは、お寺に詣でる前に、ニンニクを食べることは禁物。「お寺が火災になっても、ニンニクを食べた人をも中に入れない」と言われているように、チベットの宗教の慣習では、ニンニクは絶対の禁物である。
3.チベット族のテントや家屋に入るときは、敷居を踏まないようにしてください。
4.チベット高原を観光される場合は、防寒具(ダウンジャケット、手袋、毛糸の帽子など)の準備が必要です。また、ツアーなどの場合は不用ですが、個人の場合、食料、飲料水をご用意されることをおすすめします。その他、日差しが強いので、サングラスや日焼け止めをご用意ください。もし、高山病の症状が出たら、即刻休憩し、酸素を吸うなどの措置をとり、無理しないようにしてください。
5.チベット自治区、特に青蔵高原は、昼と夜の気温の差が大きいので、温かい服装をおすすめします。高原地区は海抜が高い、日差しが強いから、四季の着物を準備しなさい。チョモランマ峰へ行く人はダウンジャケットが必要である。
6.チベット人が舌を出すことは、嘲笑を表すのではなく、尊敬を意味しています。合掌することは、相手に祝福の気持ちを表す意味が込められている。注意しなければならないのは、チベットの人々は、頭を他人に触られることが大嫌いということだ。
7.チベット観光に最適なシーズンは、気温が穏やかで、祭りも多い7月から9月までです。 チベットの厳寒地区では冬が長く、夏が短いです。チベット東南部のみ四季がわりとはっきりしています。
8.チベットは標高3000メートルを超える高地のため、空気が薄く頭痛や吐き気といった高山病(高度障害)を起こす場合があります。予防には滞在中の暴飲暴食、飲酒、喫煙、入浴を避け、普段よりも白湯やミネラルウォーターなどで水分を多く摂取することや、ゆっくりと行動するよう心がけることが有効です。 また、重度の風邪、高血圧、循環器系、呼吸器系の病気、咳が出て発熱している方は旅行に適しません。事前に医師とご相談のうえ、お申し込み下さるようお願い致します。体調が悪い時は、高山病(高度障害)を起こしやすい場合がありますので、出発前に体調を整えて旅行に参加するよう心がけてください。
9.外交パスポート持参の方とジャーナリスト従業員及び12歳未満のお子様のご参加はお受け出来ません
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10.チベットの食事、宿泊事情は上海などの沿岸部と異なります。チベット族の主要食品は、牛肉、羊肉、乳のかすなどを陰干しにしたバター、バター茶、甜茶、チンコー酒(ハダカムギの酒)、ツァンパなどです。チベットの中、大都市のレストランでは、白菜、カボチャ、乾物類と豆鼓(大豆発酵食品)などが使用されていますが、質素なものとなります。クッキーや、パン、果物などを持参されることをおすすめします。
11.チベットでは、「転経」をしているお年寄りたちの後に、赤いリボンで飾られているヒツジがついている光景をよく目にすることがある。これらのヒツジは「供養のためのヒツジ」と呼ばれ、その邪魔をすることは禁物である。
12..祝福の気持ちを込めた絹織物・ハタを贈ることは、チベットで最も重視されている礼儀作法である。情熱的なチベットの人たちにハタを贈られた場合、必ずお辞儀をしながらいただくこと。チベットの人たちの家を訪れるとき、敷居を踏まないように注意すること。相手の名前を呼ぶとき、尊敬の意を表すため、名前の後に「ら」の音を付け加えたほうがよい。座るときは、あぐらをかいてもいいが、足を伸ばして足の裏を相手に向けることは絶対に避けること。
13.持ちべき証明書。身分証、国境証(チョモランマ峰、アリなどのチベットの国境周りの都市への旅行者に必携)、チベットへの免許書(外国人、台湾人に必携)、地区旅行証(外国人、台湾人に必携)、台湾人の証明書(台湾人に必携)、パスポート、ビザ(外国人、台湾人に必携)。
高山病予防のための要注意事項
海抜3000メートル以上の地域で、酸欠による「高山病」を予防するため、下記のことを注意していただきたい。
1) チベット入りの数日前から、十分休憩を取り、激しい運動を避けること。
2) チベットに到着したあと、重い荷物を提げることや走ることは避けるべきで、到着後の初日は必ず休みを取り、人と面会することや宴会に参加すること、見物に出かけることなどは避けたほうがよい。
また、高山病、車酔い、肌のあかぎれ、ビタミン不足、風邪、下痢などの予防・治療薬を常備することが必要。
その他の要注意事項
1) 現金を十分に持参すること。チベットでは、ラサ市のほか、ほとんどの地域ではクレジットカードの利用は不可能だから。
2) カメラ、ビデオカメラ、双眼鏡などの故障を予防するため、十分な防湿や保温の措置が必要である。
3) 雨具、紫外線防止用具、蚊除けの薬、厚めのコートなどが必要。チベットの夏には、昼は暑気にあたりやすく、早朝と夜は温度が低いため、温度の変化によって衣服を調整することが必要である。
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